2018年1月7日8日にGFEST第4回共通プログラムを行いました。一泊二日の実習です。
一日目は筑波大学「結」プロジェクトのメンバーの皆さんに人工衛星の電波を受信する実習を行っていただきました。自分たちで衛星電波を受信するための「八木アンテナ」を作成し、気象衛星「NOAA19」から送られてくる電波を受信しました。その後、電波データを解析することで、「人工衛星からのデータから天気予報を行う」ということを追体験しました。
簡単なアンテナで人工衛星の電波を受信することができること、リモートセンシングの仕組みなどを理解することができ、受講生たちにとって非常に有意義な実習になりました。「学校で学ぶ数学や物理がどのように実生活につながっているかを始めて理解できた」という感想もありましたね。
亀田敏弘先生、保田敦司さん、藤田真聖さん、奈良誠大さん、野中正潤さん、原裕貴さん、ありがとうございました!
(結プロジェクトのサイトにGFESTの実習について掲載されています こちら)
夜は、筑波大学OGで現在宇宙開発関連企業に勤務している井上琴美さんに「宇宙×生物×わたし」というタイトルで子どもの頃から現在に至るまでの経歴や大学院生時代に研究していた宇宙農業について、お話をしていただきました。
二日目はJAXAできぼう管制室等の見学を行いました。ISSでの実験の重要性や、宇宙飛行士の大変さがわかりました。
今回の実習は、通常の学校生活ではなかなか学ぶことのない「宇宙・宇宙開発」をさまざまな視点から学んでもらうことを目的としたものでした。この二日間で受講生の皆さんの視野が広がったのではないでしょうか?天気予報を見る目もきっと変わったと思います。数式は無味乾燥なものではなく、物事を知るための強力な手段となることを知った皆さんは、数学への取り組み方も変わるのではないかと期待しています!