2021年8月21日に2021年度の第一回全体プログラムが開催されました。
GFESTプログラムリーダーの生命環境系教授・鈴木石根先生に研究倫理の話と、藻類バイオマスの研究のお話をしていただきました。
「一番印象に残ったことは、個人的な興味に基づいて研究することが重要だということです。そのために、しっかり観察し文献調査も行いながら身近なテーマを見つけることが大切だと思いました。また、対照実験や結論を導くのに必要な条件や十分な条件など、実験の意味をよく考えることも重要であると分かりました。
高校生の研究では、個人的な興味の基づき、研究費はないものとして考え、再現性を確認し、日常生活の中から独自の工夫を凝らして実験を行うことが大切であることが分かりました。
さらに、仮説から実験(対照実験)、統計的処理(再現性)を通して、仮説をより確かなものにするようなサイクルが大事であることが分かりました。(高1女子)」
「酸化しにくく、かつ流動性のあるバイオ燃料を作るという観点で、膜資質に着目するなどして、遺伝子を活用して研究を進め、知りたい情報に論理的に迫っていく様子を体感することができ非常に興味深かった。生体分子を題材にした研究は、鈴木先生の研究に限らず、工夫された手段や観点から未知のことに迫っていて、やはり奥が深いと思った。(高2男子)」
講義の後は、ブックトークでした。事前に送付した「絵を見る技術」を読んで、それぞれ自分の好きな絵を3枚紹介してもらいました。一年間、楽しんでくださいね!