2023年12月28日に、筑波大学筑波キャンパスにてGFEST冬の実習を行いました。
サイエンスカフェでは、*筑波大学発ベンチャー㈱Closer代表の樋口翔太氏に「筑波大学発AIロボティクス ベンチャーの立上げの軌跡」というタイトルでお話しをしていただきました。樋口さんは小学生の頃から工作が大好きでロボット開発を始め、それ以来ずっとロボットを作り続けてきました。RoboCupのジュニア世界大会で優勝したこと、留学したこと、大学院在学中に起業したことなど、樋口さんの止まらない挑戦に、受講生は大いに刺激を受けました。お話しの中で印象に残った「新しい環境に自分をおく」ということ、ぜひ受講生の皆さんも実践してください!
*筑波大学では、研究成果の社会実装を実現するために、積極的にベンチャー企業創業を支援しています。2023年11月7日現在の筑波大学発ベンチャー設立累計数は、227社(2023年11月7日現在)に及びます。
English Cafeでは、1対1、または、少人数グループに分かれて留学生と話しました。自分の故郷の紹介や趣味、自主研究内容についての説明など、それぞれが話したいことを事前に考えてきたかいがあって、1時間はあっという間に過ぎたようです。その後、留学生と一緒にランチを食べましたが、引き続き話が尽きることはありませんでした。
午後は、キャンパスツアーで中央図書館の見学をしました。「図書館に住みたい!」ほどに、蔵書数とその種類の多さに驚いたようです。少しの時間でしたが、お気に入りの本を見つけて読書タイムを楽しみました。
キャンパスツアーの最後は2グループにわかれて、それぞれ計算科学研究センターと生存ダイナミクス研究センターを見学しました。計算科学研究センターでは、スーパーコンピューター(スパコン)とは何か、また、それを使ってどんな研究をしているのかについて学びました。生存ダイナミクス研究センターでは、センター内の各研究室でどのような研究が行われているのかの説明を聞きながら、実際の研究室を見学しました。見学の最後に、岡林先生が研究倫理について話してくださいました。受講生は熱心に耳を傾け、積極的に質問する姿が見られました。
<受講生の感想>
★樋口さんのお話を聞いて、私も自分の夢に向かって勉強を頑張っていきたいと思えました。また、ITパスポートの勉強をした際に、スーパーコンピュータという単語は知っていましたが、実物を見るのは今回が始めてだったので、その大きさに驚きました。すごく充実した実習となったと思います。(高2)
★English cafeでは、あらかじめスライドを作っていたことで、自分の住んでいる土地の文化がある程度伝わったと思います。また、図書館での見学では、貴重な日本菌類図鑑(川村 清一先生)を読むことができたことに加え、そのほかにも貴重な菌類の専門書が収蔵されており、図書館に住みたいと思いました。 生存ダイナミクス研究センターでは、生物に関する様々な最新の研究を見ることができ、研究倫理についても考えることができたため、とても有意義で楽しい時間を過ごすことが出来ました。(高2)
★図書館見学では実際にどんな本があるのか手に取って見せて頂きました。多くの蔵書に胸がときめきました。自習室等の設備も整っており、ここで勉強出来たら捗りそうだなと思いました。 生存ダイナミクス研究センターではどんな研究をしているのかを詳しく説明して頂きました。答えにくい質問からどんな質問にも答えてくれてありがとうございました。 ベンチャー企業の立ち上げに関する講演では自分の趣味から社会にどのように生かせるか、どの分野でこの技術が必要にされてるかを自分の目で見てどのようなものを作ったらいいかを考えているところに感心しました。私自身も色々な所でチャレンジする機会が多いのですが、そこから学びを吸収しきれていないのではないかと思うところがあるので、これから沢山吸収できるようになりたいと思いました。(高1)