2021年度GFEST第7回全体プログラムとして、学習院大学理学部化学科の諸藤達也先生に「闘う研究者～ベンゼン環とベンゼン環をつなぐ話～」として有機化学、特にカップリング反応に関してお話しいただきました。諸藤先生はYouTubeで有機化学の楽しさについて、語っていらっしゃいます。今回は、特に将来のことを考える高校生の今だからこそ、知っておきたいことについてもお話しいただきました。

事前に諸藤先生の「文系でも3時間でわかる 超有機化学入門 ~研究者120年の熱狂~」も送付してありましたが、やはり著者の先生自らお話しいただくと理解度が深まりますね。

2010年、根岸 英一博士、鈴木章博士、リチャード・ヘック博士は「有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリング」でノーベル化学賞を受賞されました。これがどんなことだったのか、なぜすごいのかもよくわかりましたね。ここに至るまでの研究者たちの奮闘があってこそのことだということも。

皆さんも先人たちの積み上げてきたものをいかして、新たな道を切り拓いてください！