全体プログラム・白田佳子先生「数字で見る経営」

2020年度最後のプログラムとして、東京国際大学特命教授/前筑波大学ビジネス科学系教授の白田佳子先生に「数字で見る経営」を実施していただきました。

GFEST生の多くは理系に進むので、「経営」について学ぶ機会はなかなかないと思います。

「経営状態は不安定だけど自分のやりたいことができる会社と、経営は安定しているけど自分のやりたいことはやれないかもしれない会社、どっちを選びますか?」という問いかけに、最初は「やりたいことができる会社」を選んでいたGFEST生。そのあと「経営が不安定ということは、明日会社が潰れるかもしれない。その時には自分のやっていた研究もそこで終わりになる可能性が高い」と説明され「あ、そうだ」と気づきます。

実際にいくつかの企業の財務諸表を分析し、企業の実際の業績が予想とは全く違うことなどもわかりました。そのほか、企業のアニュアルレポート等に用いられている言葉を分析することで環境問題に本気で取り組んでいるかどうかがわかることなどもわかりました。

みなさんが、広い視野をもって自分なりの道を切り拓いて行くことを楽しみにしています。


「リスク管理(マネジメント)の手法が印象に残りました。リスクの存在を認識し、ペリル/ハザードの発生を予測し、得の最大化・損の最小化を行うというのは、今後人生設計を行う上でもとても重要だと感じました。
様々な因子を数値化し、人工知能を用いてモデル化できることは素晴らしいと思いました。」高2女子

「日本の経営の考え方とアメリカの経営の考え方の差を知ることができて、非常に面白かったです。特に、失われた20年の間に日本企業の考え方が変化して「risk take」から「risk avoiding」になった、という話は、なるほどと思いました。僕自身なぜアメリカがあんなに発展できているのか不思議で、いろいろ調べたりもしていたのですが、その理由がわかった気がします。」高2男子

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