2022年1月30日に理化学研究所バイオリソース研究センターの三輪佳宏先生に「薬から知る最新医学」と「効果的に伝わるプレゼン」の講義をしていただきました。
三輪先生は2020年度までは筑波大学医学系で薬理学をご担当されていました。「薬から知る最新医学」の講義内容は、筑波大学医学類2年生にお話しされていた内容ということです。
皆さんは、今、DNAのことを勉強しますね。でもワトソンとクリックがDNAの二重らせんモデルの論文を発表したのは1953年。分子生物学の歴史は69年に過ぎないのです。
分子生物学の発展により昔は治療法がなかった病気が、どんどん治せるようになっています。「この薬が効くか効かないかは、試してみなければわからない」のではなく、ゲノム解析の結果を見て、最適な薬を選ぶこともできるようになっています。
工学、情報学と言ったり系分野だけでなく芸術、人文学といった分野も医学とは密接にかかわっていることもお話しいただきました。
後半の「効果的に伝わるプレゼン」では、前半の講義で三輪先生がどのような工夫をされていたかという種明かしをしていただきながら、プレゼンテーションについてお話しいただきました。
いろんなことを話したくなるけれど「一点豪華主義」のが伝わりやすいことや、緊張をほぐすためには「インスタント・モデリング」が有効という、非常に実践的なお話しでした。
皆さんは人前で話すことが多いと思いますので、是非、自分のプレゼンを俯瞰してみて、「プレゼンは得意!」というようになっていってくださいね!