夏の実習 1日目<2023.8.21>

2023年8月21日22日、GFEST夏の実習を行いました。GFESTのプログラムリーダー、鈴木石根教授からの激励を皮切りに、今年も「夏の実習」が始まりました。

最初は心理学の講義。「未来を切り開くための心理学 ―偶然の力を上手に活用するには―」 というタイトルで、水野雅之 准教授にお話しいただきました。「心理学」という言葉は知っていても、どんな学問なのかを知っている受講生は少なかったと思います。本日の講義の目標である「未来を考える力を身に着ける」ために、みな真剣に講義を聞いて、たくさん質問をしました。グループワークも盛り上がりました。

午後からはグループにわかれて研究室を訪問し、各専門分野の研究の一部を体験しました。難しい内容でしたが、研究室の先生と大学院生のみなさんが丁寧にわかりやすく説明してくださいました。

今回の実習は下記の研究室にお世話になりました。ありがとうございました!

光合成代謝制御学研究室
国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)
生存ダイナミクス研究センター
生物圏変遷科学分野
体育総合実験棟(SPEC)
微生物サステイナビリティ研究センター
マニピュレーション・システム研究室
無機合成化学研究室

<受講生の感想_心理学講義>

★心理学と言うと、雑誌に出てくるような心理テストがイメージとしてあったので、学問としての心理学の一面を知れて興味深かった。(高1)

★私は心理学について学ぶことも、自分自身の将来、未来について心理学という観点から考えることも初めてだったため、今回のご講演はとても面白かったです。また、ワークを通じてそれを自分事として考えたり、共有することで他の人の多種多様な考え方を知ることができたりしました。今後は今回のご講義で気づいた私の弱みを自覚し、少しずつ克服できるよう努めていきたいです。(高2)

★自分の未来を”心理学”の観点から考えたことは一度もなく、特にどのような将来が自分自身と合っているのか、どのような要素が自分には弱いのかよく考えることができ非常に面白かった。またそれらのキャリア心理学について論理的に分かりやすく説明していただいたため、心理学を身近に感じることができ、大変貴重な経験となった。将来について悩むことがあったら、計画的偶発性理論を利用して、一つ一つの偶然の出来事が今後の人生を作って行くと考えて、行動に移していきたい。(高2)

<受講生の感想_実習>

★生物圏変遷科学分野の実習では、中学二年で習った知識をさらに深く掘り下げた内容を習い、それを元に化石の形成された環境を推定するという作業ができるようになった。学校の教科書で習った以上の知識はほとんどなかったが、泥とシルトの見分け方、母岩の種類と形成場所の対応など、上松准教授が教えてくださった内容はとても興味深く聞かせていただくことができた。レポートの作成から翌日の発表にかけて、グループのメンバーと観察した結果を共有したり、役割を分担したりして準備を行い、地学に関する知識を身に付けるだけでなく集団での協力が必要な活動ができ、貴重な経験となった。(中3)

★いつもは教科書や映像の中で終わってしまうような実験を、実際に自分たちで行うことで、暗記だけでない深い学びができました。(高1)

★私はこの実習で驚いたことが3つあります。まず1つは最新で高性能な研究設備が研究室に揃っていたことです。2つ目は英語で研究に関する議論が繰り広げられていたことです。そして3つ目はTAの皆さんの優しさです。無知な私にも丁寧に最後まで指導してくださったTAの方々には本当に感謝しかありません。また、発表準備にも発表にも足を運んでくださりとても嬉しかったです。また右も左も分からない私を助けてくれたのはTAさんだけではなく一緒に実習を受けた周りの受講生もです。一緒に実験するのも、発表準備をするのもすべてが楽しかったです。今回は他の受講生から刺激を受けるほうが多かったので次回は私も他の受講生に何か刺激を与えられるように成長したいです。(高2)

カテゴリー: お知らせ パーマリンク