冬の実習  <2024. 12. 26.>

2024年12月26日に、筑波キャンパスで GFEST「冬の実習」を開催しました。

【内容】

 ・物理講義 講師:坂本 瑞樹 先生(プラズマ研究センター センター長)
 ・English Cafe
 ・筑波大学中央図書館見学
 ・研究施設見学 国立環境研究所気象庁気象研究所

<受講生の感想:物理講義>

★今回のご講義ではプラズマという自分が全く知らなかった分野、ものに興味を持つことができました。最初はプラズマについて興味がほとんどなく、僕の苦手な物理分野でもあり、この講義はとても難しいんだろうなと感じていました。しかし、雷や蛍光灯、ろうそくの炎など意外と身近にあることがわかり、新たな知識を得られるとても貴重な体験でした。(高2)

★プラズマが物質の状態変化の延長線上にあるというのを知り、プラズマが身近なものであることを実感した。
また、はやぶさといった小惑星探査機が動くのにもプラズマが使われていて推進力を得ているのは知っていたが、どうして推進力を得るかは知らなかった。しかし、その仕組みをボートでわかりやすく説明してくれたので、理解することができた。(中3)

★講義前まで、私にとっての核融合発電は、名前を聞いたことがあるだけで、内容を知らなかった。だから、「核」という名称だけで、原子力発電や放射線と関係づけて、悪い印象を持っていた。しかし、坂本先生の講義の中で、プラズマの原理や定義などのお話を伺っていく中で、核融合発電に対する印象が変化した。きちんと、知識をつけることは大切だ、と学んだ。また、今までプラズマについて知る機会が無かったので、新しい興味が増えて、非常に有意義な時間となった。(高2)

<受講生の感想:国立環境研究所>

★普段は見せてもらえない設備を見せてもらい大変興奮しました。また、世界中の空気を集める方法として使っていた飛行機を用いる方法は自分では思いつくようなものではなく、とても参考になりました。そして、藻を液体窒素を用いて保存しているところも見せてもらいとても面白く、ガリガリくんの着色料にも使われていると聞き驚きもしました。(高1)

★微生物系統保存施設では、液体窒素のタンク内で微生物のサンプルを保存している様子を見学し、系統保存の意義や方法についてお話を伺った。系統保存が学問上とても大切だということは知っていたが、サンプルを不慮の事故や災害から守るために外部機関と提携しているというお話を聞いて、系統保存への努力を見た気がした。
航空機モニタリング実験室では、民間企業と提携した上空の大気成分観測について分かりやすいお話を伺うことができた。コストの面で行うのが難しい調査や実験などを、民間企業と提携して行うという試みはとても画期的だと思った。企業と打ち合わせをする中での苦労などについてもお話を伺い、将来もっと科学や研究といったものが一般的な、暮らしと距離の近いものになったらこのような試みももっとやりやすくなるのではないかと思った。(高1)

<受講生の感想:気象庁気象研究所>

★気象予報を出すために、実際に何百何千通りものシミュレーションをしているというお話が衝撃的でした。自分もアナログの世界の事象をデジタルで捉えたときに生じる誤差をいかに修正するかという課題に取り組んだことがありますが、骨の折れる作業でした。スマホから見れる予報を作るのがどれほど大変かを想像し、外れても怒らず、大切に予報を見ようと思いました。(高1)

★気象研究所で行われている研究の内容や、気象測器の試験の様子などを知ることができて、いい学びになった。特に、様々な気象測器の実物を見れたことは嬉しかった。
また、線状降水帯の予測の中で、一つに定めるのではなく様々な結果をもとに確率として発生を予測する方法が理にかなっていて面白いと感じた。正確に予測することは難しくても、被害を減らすために最大限の工夫がされているのだと知ることができた。(高1)

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