9月22日にSKIP*と合同で生物実習を実施しました。昨年同様、身近な生き物とその環境を調べるために筑波キャンパス内でフィールドワークを行いました。小学5年生から高校3年生までの受講生にTAの筑波大生が加わった “でこぼこ探検隊” が今年も結成されました。生き物と一口に言っても、動物、植物、菌類と様々です。調査対象とテーマは各グループで話し合って決めました。生き物を見つけると歓声があがり、観察したり話し合ったりする時には真剣な眼差しが見られました。目的意識がしっかりしていれば、年齢は関係ありません。今年も、全てのグループが立派にポスター発表を行いました!
*SKIP:小中学生を対象とした科学教育プログラム
<受講生の感想>
★今回の実習では、短時間ながら設定されたテーマに沿って研究を進め、班のメンバーと協力して発表することができました。また、TAをはじめとする幅広い年齢層の方々と一緒に取り組めたことも良い経験でした。特に、同じ班のメンバーとたくさん魚の話ができ、少しでも興味を持ってもらえたので嬉しかったです。(高2)
★最初に行った採集では、私たちの班はあまり多くの種を見つけることができなかったものの、その数が少ないからこそ気づくようなメダカの卵を見つけることができ、それによって研究がオリジナリティのあるものになったと思うので、とても良かったと思う。(高1)
★他学年、特に小学生や中学生などと過ごしていると全員が柔軟な発想をもっており、びっくりさせられることが多かったです。また、今回は天の川を調査させてもらうことになったのですが、筑波大学内であるにもかかわらず水生生物の調査ができるほど自然環境の豊かさにも驚かされました。どの班の研究発表も興味深く楽しませていただきました。(高1)
★私は、今回のイベントで一つの目標に向かって普段関わりのない人と協力したことがとても楽しかったです。特にSKIP生の方々と活動していて、気付いたことがあります。それは、研究する時年齢は関係ないこと。そして、人によって考え方が違うことで新たな考え方を知ること、本当の意味で自分の考え方などを客観視できるということです。 中でも、自分の考えだけでは間違いがあることや、不足があることなどに気付くことが出来ない場面があったとこの実習で感じました。私が、思いつかなかったことをSKIP生の方々が気付くこともありました。私は今回の実習で、人により考え方が違い、それにより助けられることやより良いものを作っていけるということを学びました。もし次に、同じような活動があった時も他の人と積極的に関わり、複数人で取り組んでこそ出来る創作物を作っていけるよう頑張りたいです。(高1)
生物実習は筑波大学保全生態学研究室の横井 智之 先生のご指導のもと実施いたしました。
横井先生、ありがとうございました!