2025年度GFEST 修了生によるサイエンスカフェ<2025.7.27.>

2025年度GFESTのキックオフイベントとして、3人の修了生を講師に迎えてサイエンスカフェを開催しました。
修了生には、研究テーマにたどり着くまでのエピソードや研究の楽しさ、様々なことにチャレンジする中で得た気づきや仲間との絆についてなど、幅広い内容で話していただきました。すでにやりたいことが明確にある受講生にも、いろいろなことに興味があって進路を迷っている受講生にも、GFESTで活動していく上での目標が見えてきたのではないでしょうか。

講演1:「虫を無視しないことで始まった僕の研究」
    茨城大学農学部地域総合農学科 田村和暉 氏

講演2:「ものづくりと好奇心」
    東京大学大学院学際情報学府 伊藤寛子 氏

講演3:「都市を科学するーGFESTから始まった探求の旅」
    筑波大学大学院地球科学学位プログラム 軽辺凌太 氏

サイエンスカフェの後の交流会では、9人の修了生がそれぞれファシリテーターとなってグループトークを行い、新規受講生の緊張をほぐしてくれました。自分の研究内容や科学の話題で盛り上がる受講生たち。GFESTの活動の中で切磋琢磨しながら、さらに学びを深めてください!

講演後に質問に集まる受講生
交流会の様子1
交流会の様子2
集合写真

<受講生の感想>

〇 飼っていたゾウムシが生き返ったエピソードで,ただ「生きていて良かった」という話で終わらせずに,なぜ生きていたのかという問いに繋げていたところが参考になると感じました。感動したりショックを受けたりするような経験を,そこで満足せずになぜなのか考えてみる思考が、研究者には必要なのかもしれないと考えさせられた講演でした。

〇 私も伊藤さんのように、いろいろなことに興味があり多くのことに手を出す傾向があるので、同じような人の体験やその結果開ける道もあるということを知ることができてとても参考になった。また、好奇心駆動なら、結果はどうあれいい経験につながるという言葉がとても印象に残った。考えなければいけないこともある一方、ただ自分の好奇心に従って行動することも必要なことなのだと思った。

〇 特に心に残ったのは、人と人とのネットワークは大切というお話だ。国際会議に出た経験があるという点にも驚いたが、それ以上に初対面の人だらけの環境でも、委縮せず、人の輪を広げられるのが何よりもすごいなと思った。お話を聞いていて、そういった場でも恥ずかしがらずに人と関わっていくことが、人脈を広げ、自分の将来の選択肢を広げることにも繋がるということに改めて気付かされた。私はそういった場で、委縮してしまいがちなのだが、初めての環境であっても、1つ1つの出会いに感謝して積極的に多くの人と関わっていこうと思えた。

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