第3回全体プログラム~理科系の作文技術を磨きましょう!~

2021年10月17日にSTEAMプログラムを実施しました。

昨年度と同様、筑波大学生存ダイナミクス研究センター教授の丹羽隆介先生に「理科系の作文技術を磨きましょう」として、「書くこと」の重要性をお話しいただきました。皆さんが今後どのような道に進むにしても、相手に伝わる文章を書く力は必要です。「読む人は忙しい。その中で、わかりにくい文章はそもそも読んでもらえない」ということを、いままで意識したことはなかったのではないでしょうか?

後半は「臓器連関」についてお話しいただきました。臓器はそれぞれが別々の機能を持っていると考えられてきたが、現在では、臓器同士が非常に緊密に連携しているとわかってきたということを始めて下っという人が多かったですね。外科的な手術のあり方も変わっていきそうです。

【受講生のレポートより】

「理系の文章には「実験結果を分析考察し、分かりにくい現象を何も知らない相手に正確に理解してもらうこと」が常に求められます。研究計画を考え準備し、数種類の実験結果を元に分析後、とことん考えた結論を考察でまとめる流れなので、論文作成時には自分の頭の中では分かっていることが多くなります。
 しかし、読み手が理解できる分かりやすくて誤解の無い文章、見やすい図表、正確なデータを根拠に内容を示し納得してもらえなければ、いくら魅力的なテーマでも独り善がりな論文では最後まで読まれません。そんな残念なことにならないため、高校生の今から理科系の作文技術を基礎からしっかり身に付け、大学での研究に活かしたいです。」(高2女子)

「臓器連環の講義は、今まで生物の授業で教わってきた話の数倍興味深かった。人体に関する考え方が変わった。私は臓器の名称を苦労して覚えた記憶がある。しかし、今回の講義のように連鎖させて考えられれば、内容まで理解した上でスムーズに覚えられた気がした。」(高2 女子)

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