2022年11月27日に筑波大学数学類の山本光先生に「未知の惑星の地図を眺めながら想像で散歩してみよう」というタイトルで、講義をしていただきました。「28枚に分かれた未知の惑星の地図の上を自由に散歩し、その惑星の形を考える」というのは、おそらく全員にとって初めてのワークだったと思います。下から上に行ったはずなのに、つながっている次の地図ではなぜが上から降りてきたり、右にずっと進んでいったのに元の位置に戻ったり。。

「地図を切り貼りすれば形の推測はできるけれど、実際に切り貼りすることなく、全体像をつかんでいく」ということと先生の研究との関係、同じ問題を四六時中、一年間考えて答えを出していくという数学研究の世界の話など、高校数学とは全く違う世界を見せていただきましたね。質問タイムでは数学が好きな受講生たちが、とても楽しそうに非常にレベルの高い質問をしていました。

講義の最後の「自分の「知識の境界」を広げて、それに接点を持つ人とチームを組めば、そのチームの「知識の境界」は広がっていく。自分の知識をなるべく大きくしていくこと、そして分野関係なくなるべく多くの人と交わっておくことはとても大切。GFESTというのはそういう場なので、いろんな人と仲間になっていきましょう。」という先生の言葉はまさにGFESTの目指しているところです。3月まで、是非たくさんの仲間を作ってください。