2015年6月28日(日)に茨城大学理学部でTLコース生物分野の特別実習を実施しました。
今回は植物の実生の細胞分裂および被子植物の花のつくりについての実習でした。
遠藤泰彦先生に顕微鏡の使い方などをご説明いただいた後、キク科植物のクレピズの実生から、自分で染色体標本を作り、顕微鏡で観察しました。その後、テッポウユリ、キンギョソウ、ギシギシの花の構造の違いを観察しました。普段何気なく見ている植物ですが、じっくり観察することで、新たな発見があったと思います。
実習の後は、及川真平先生の「水田の葉面積生産のCO2応答 ―ヒトとイネの窒素要求の違い―」の講義でした。「窒素をたくさん施肥すると、イネの収量は増えるが、味は落ちる」=「イネは窒素が多いと種子がたくさん作れていいけれど、ヒトにとってはよくない」ということ、つくばみらいFACE(Free-air CO2 enrichment)と言う施設で、大規模なCO2付加実験が行われていることなどを教えていただきました。普段の授業とは全く違う視点での講義は、受講生のみんなにとっても面白かったことでしょう。
茨城大学の田内宏先生、遠藤泰彦先生、及川真平先生、そしてTAの皆様、ありがとうございました!
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