白川英樹筑波大学名誉教授 特別化学実習を開催しました

2015年2月1日(日)に、ノーベル化学賞受賞者の白川英樹筑波大学名誉教授によるGFEST受講生対象の特別化学実習を開催しました。
IMG_1898プラスチックのような高分子は、普通は電気を通しません。しかし、ポリアセチレンの研究をしている中で白川先生は、ポリアセチレンの薄層に電気が通る可能性を見出し、導電性を高める研究を続けられました。最終的に金属にも匹敵する導電性を持つ「ポリアセチレン」を発明し、ノーベル賞を受賞されました。現在では、導電性高分子は、タッチパネルの表面など、さまざまな製品に利用されています。

IMG_1967今回の実習では、白川先生にご講演いただいたあと、導電性高分子であるポリピロールの合成を行い、実際に電気が通るかどうかを確認する実験を、直接指導していただきました。

IMG_2012白川先生と直接お話をし、自ら実験の指導していただく機会はめったにありません。実験終了後は、高校の化学の教科書の白川先生の業績のページにサインをしていただく人もいましたね。

GFEST受講生にとって、とても価値のある体験になったと思います。
特別実習をご快諾いただいた白川先生と、実験の準備等をしていただいた筑波大学数理物質系の木島正志先生に深く感謝いたします。
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torukun

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