2日目は、昨日のグループ実習の内容を全員で共有するための発表会がありました。どのグループも、実習のレポート作成から発表までをメンバーで役割分担し、緊張しながらも、しっかりと説明することができました。短い時間でしたが、その仕上がりと見事なチームワークには脱帽です。
発表会が終わってほっと一息ついたのも束の間、次はEnglish Cafeの時間です。みな頭を早々に切り替えて、英語での交流に挑みました。話したい英単語が出てこない・・・と苦しみながらも、留学生の優しさに助けられて英会話を楽しみました。
2日目の午後は、iGEM TSUKUBAさんによる生物実習を行いました。ゴツゴツした成体のフジツボからは想像しがたい可愛らしい幼生の姿を、一人ひとりが顕微鏡で観察しました。幼生が動き回る様子には癒されましたね。iGEM TSUKUBAのメンバーは学類生のため受講生と年が近く、大学生活についても聞くチャンスがありました。なんとも頼もしい先輩方でした。
*生物実習で使用した生物試料は、株式会社セシルリサーチ様から購入しました。ノープリウス幼生、キプリス幼生、そして成体と、各段階の活きのよいフジツボを揃えていただき誠にありがとうございました。
<受講生の感想_発表会>
★研究室で各々学んだことを独自の形式で発表することから、どのように発表したら伝わるのか、どのような形式で発表すると理解しやすいのか、学んだことをどのように補って発表したらよいのかなどについて、発表をする・聞く事によって学ぶことができ、今後の研究発表において活かせるものがあると感じた。(高2)
★前日にグループで考えていた通りに発表できて良かったです。また、他の実習グループがどのような実習をしてきたのかを聞いたり質問したりすることができて楽しかったです。(高1)
<受講生の感想_English Cafe>
★English Cafeの前は、自分の英語力で果たして外国の方とコミュニケーションが取れるのかとても不安で、何を話すかの台本まで用意していました。しかし、いざ話してみるとその台本を読まずに話し、質問にも答えることが出来ました。英会話で大切なのは、頑張って相手に伝えようという気持ちなのだということが身に沁みました。今回のEnglish Cafeで、自分の英会話力に自信がつきました。次回のEnglish Cafeが楽しみです。(中3)
★これまで英語を話すのは得意ではなく、うまく話せるか心配をしていたのですが、実際に話してみると、確かに瞬時に英語でフレーズを考えるということは難しいものの、そんなに難しい英語を使わなくても、意外と会話が弾んで行くということが分かり、英語で話すことへの恐怖心が払拭されました。(高1)
★留学生の方々が優しくフレンドリーで接しやすかったです。交流を通じて留学や海外の食文化、日本のことについて学びました。特に印象に残っていることは、留学生のほうが日本のことをよく知っていたことです。私より日本を観光していて、どこの都道府県がどのようなかんじか話してくださったため、自分ももっと自国のことに興味をもっていろいろなことを知りたいと思いました。また、普段海外の方と英語で会話をする機会が少ないため、交流したことが良い経験になりました。(高2)
<受講生の感想_iGEM生物実習>
★教科書での予習もなく生物の構造や生態について考えるのは、思った以上に難しかったです。しかしワセリンプールや光学顕微鏡のセッティングを自分ひとりでこなした後にフジツボ幼生を観察できたときはとても感動したので、また機会があればやってみたいです。(高1)
★一番感動したのは実習時間が多く確保できたところです。小中学生の頃の実習は、限られた少ない時間のなかでとにかく効率化を図り、教科書にある結果を導くために行うもので、どこか新鮮味がない実験も少なくはなかった印象でした。だからこそ、長い時間がある、かつ他人と協力してある程度自由に活動できる、さらに今までに知らなかったことを知れた今回の実習は、純粋な興味に正直になれる最高の環境でした。(高1)
★プレパラート作成の際に、ワセリンプールを作りました。ワセリンプールの作成はぶきような私にとって、困難を極める作業ではありましたが、大学生の分かりやすいアドバイスのお陰で何とか作成することができました。観察後には、フジツボが群集を構成する理由についてグループのメンバーと議論をしました。どれも斬新でユニークなアイディアばかりで、興味深かったです。(高1)