JSEC2019で受講生が審査委員奨励賞を受賞

朝日新聞・テレビ朝日主催の高校生科学技術チャレンジ(JSEC2019)の最終審査に、GFEST受講生の田中拓海さんが出場し、審査委員奨励賞を受賞しました。

田中さんは、小さいころから恐竜が好き。恐竜の研究をする上で、恐竜時代から今に至るまで形態のほとんど変わっていないワニの骨格を知ることは大切ということで、ワニの骨格についての研究を始めました。日本各地の博物館等にある現生のワニの骨格標本の詳細な計測を行い、54か所の骨の部位から、全長を推定できる数式をたてることができました。この全長推定は骨の一部しか見つからないことの多い化石にも応用できます。そこで、田中さんは岸和田で見つかった破損したワニの化石を計測し、全長推定を行ったのです。破損していることが多く、一部分だけしか見つからない化石であっても、そのワニの全体像が分かるというのは、素晴らしいことですよね。

大阪だけでなく日本のあちこちからワニの化石は見つかっているようです。6メートルにも及ぶワニが、今、私たちの歩いている場所に住んでいたのかもしれません。はるか昔の生き物と自分たちとが繋がっているということにワクワクします!

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